環境負荷に配慮した取組
「地球にやさしく、人と地域がともに輝き続けることのできる社会」を実現するためには、社会・地球環境問題への対応が大変重要な課題であると認識しています。そのために、気候変動・脱炭素、循環型社会など、環境負荷に配慮した取組を推進してまいります。
カーボンニュートラルを目指すにあたっては、宿泊施設をはじめとした観光関連事業者の皆さまと連携しながら観光産業全体で環境負荷に配慮すべく、Scope3も含めたCO2排出量の削減に取り組んでいきたいと考えております。
環境負荷に配慮した
取組 KPI
項目 | 目標値 | 達成年度 |
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CO2排出量 | 2022年比30%削減 | 2030年度 |
カーボンニュートラル | 2050年度 |
具体的な取組例
1-1.自社のCO2排出量の削減
東武グループの一員としてグループ共通目標である「2022年度を基準として2030年までに30%削減」に取り組みます。
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | Scope1・2 | 2,078 | 1,803 | 2,257 |
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※2023年度からCO2排出量算定システムを変更しています。
1-2.その他資源への対応
当社は環境負荷に配慮した取組として資源の節約を推進しています。
- 水・紙使用量の削減
- 食品ロスの低減
- ペットボトルをはじめとした脱プラスチック
2.CO2排出量算定クラウドサービスの提供
カーボンニュートラルの実現には、「CO2排出量を可視化」したうえで削減に向けた取組を行う必要があります。
当社は観光業に特化したCO2排出量算定システム「DeTS(ディーティーエス)」および民間企業さま向けのCO2排出量算定システム「ファストカーボン」を提供することで、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
「DeTS(ディーティーエス)」と「ファストカーボン」に関する詳細はこちら
3.カーボンニュートラルに向けた支援
大阪・関西万博に向けた宿泊施設の温室効果ガス排出量の可視化等事業
大阪・関西万博開催時に旅行者がカーボンオフセットを取り入れた宿泊施設を選択できる環境を整備するため、宿泊施設の温室効果ガス排出量を可視化する仕組みを開発・導入しました。
EVカーシェアリング事業の推進
eモビリティを活用したシェアリングサービスの導入を通じて安全安心で環境負荷の少ないモビリティ社会を創造することを目指し、自治体に対してEVカーシェアリング事業の提案を行っています。
また、地域で作られた再生可能エネルギーとeモビリティを連携させることによる持続可能なモビリティ社会の創造を支援しています。
4.社内外に対する環境教育
当社は全国各地で社内外に対する環境教育を実施しています。
「SDGsボードゲーム(※1)公認ファシリテーター社員」の育成
当社では「SDGsボードゲーム公認ファシリテーター社員」を育成しています。公認ファシリテーターの資格を取得した当社社員が企業や学校でワークショップを開催することで、参加者が「SDGsを学び」、「社会課題を自分ゴト化する」ことができます。2030年のSDGs達成に向けた取組を全国各地で推進してまいります。
※1 SDGsボードゲームとは...
SDGsに関する世界での取組事例を分かりやすく、かつ楽しみながら学ぶツールとして未来技術推進協会が開発した「SDGs達成」および「自己成長」を目指す体験型ボードゲーム
カードゲーム「2050カーボンニュートラル」(※2)で脱炭素を学ぶ取組
「持続可能な社会」の実現を目指してカードゲームで脱炭素を学ぶ取組を実施しています。中四国エリアの当社社員70名に向け研修会を実施したことを皮切りに、関西エリアの社員140名、東京エリアの社員20名、中部エリアの社員60名に対してカードゲームで脱炭素を学ぶイベントを実施しました。今後は社員だけでなくお取引先さまに向けても同様の取組を展開してまいります。
※2 カードゲーム「2050カーボンニュートラル」とは...
私たちが行ってきた様々な活動が地球環境に与えてきた影響を理解し、私たちの価値観や考え方、気づき、行動変容に働きかけるためのシミュレーションゲーム
5.数々の環境プロジェクトへの参画
当社は脱炭素化社会の実現に向けて先導的な役割を果たしていくことを目的に、自治体や地域の皆さまと連携しながら持続可能な社会の実現に向けて様々な取組を行っています。
大阪・関西万博テーマ事業への参画
当社はSTEAM教育の第一人者である中島さち子氏の取組に賛同し、遊びや学び、スポーツや芸術を通して生きる喜びや楽しさを感じ、ともにいのちを高めていく共創の場を創出できるよう、同氏がプロデューサーを務める「いのちの遊び場 クラゲ館」へブロンズパートナーとして協賛しています。本協賛を通じて未来の社会を担う人材の育成に努めてまいります。
「脱炭素エキデン365」プロジェクト(※3)への参画
当社は2050年のカーボンニュートラルに向け、こどもたちの未来を守るために「働く大人から脱炭素のタスキを繋いでいく」というプロジェクトの理念に共感し、「脱炭素エキデン365」プロジェクトに参画しています。従業員一人ひとりが脱炭素のアクションを実践しながら、クリーンな未来に向けて取組を推進してまいります。
※3 「脱炭素エキデン365」プロジェクトは・・・
大阪・関西万博開幕までの1年間で脱炭素活動のスコアを見える化し、脱炭素行動を広げていく取組であるEXPOグリーンチャレンジへの貢献を目指すもの
OSAKAゼロカーボンファウンデーション(OZCaF)への
参画
当社はOSAKAゼロカーボンファウンデーション(※4)に理事企業として参画するとともに包括連携協定を締結し、脱炭素化社会の実現に向けて先進的な取組を大阪から発信して先導的な役割を果たしてまいります。
※4 一般社団法人OSAKAゼロカーボンファウンデーション(OZCaF)とは・・・
大阪府、府内自治体および2,800超の企業が連携して、SDGsおよび脱炭素に貢献する広範な活動を行うことにより、環境と調和した持続可能な社会の実現に寄与することを目的として設立された組織