インフラツーリズム
防災施設、ダム、橋、港、歴史的な施設などインフラ施設を観光資源として活用する「インフラツーリズム」を国や地域と連携しながら開発・運行しています。巨大な構造物のダイナミックな景観や、普段は入れないインフラの内部や今しか見られない工事風景など、非日常の体験を味わうことができるインフラツーリズム。一例として、埼玉県春日部市の「首都圏外郭放水路」をご紹介します。
各種サポート
首都圏外郭放水路事務局立ち上げまでの経緯
国が取りまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」を受け、首都圏外郭放水路利活用協議会が設立されました。インフラ施設を観光資源とするための基礎データ収集を目的とした社会実験が進む中、当社は首都圏外郭放水路見学会事務局を立ち上げ、年間を通して見学会を提供する運営体制を構築しました。
本格的な「防災インフラ観光施設」としてスタート
民間運営見学システムによる社会実験として、本格的な「防災インフラ観光施設」をスタートさせました。施設の特徴や機能、防災対策の内容などを参加者がより深く理解できるようなプログラムを構築。あわせて専門ガイドの育成にも尽力いたしました。
官民一体で新たな取組にも挑戦
スタートからしばらくした後、従来の地下神殿「調圧水槽」の見学に加え、非公開だった作業用ポンプ室、ガスタービン部などを開放した新たな見学コースを設定しました。また地下神殿の新たな魅力を引き出すために、お客さまや案内ガイドからの声を基に「インペラ探検コース」や期間限定の「地下トンネルコース」を設定。季節行事に併せた「特別ライトアップ」の実施も行うなど、官民一体で新たな取組にも力を入れています。
見学コースの一例
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01
大人気!地下神殿コース
地下神殿「調圧水槽」の見学を約55分に凝縮したコース。コンシェルジュによる施設概要説明と自由見学時間が設定されています。
団体(50名まで)での参加も可能です。 -
02
迫力満点!立坑体験コース
社会実験時に要望が多かった「第1立坑をもっと見たい」というご意見にお応えして、第1立坑の見学をバージョンアップ。キャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を途中まで降りていく、という要素を組み込みました。深さ70mの迫力を存分にお楽しみいただけます。
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03
深部を探る!ポンプ堪能コース
首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成したコース。 地下神殿「調圧水槽」とポンプ室内を見学。ポンプの機能や役割、特殊ガスタービンの機械部までご案内します。日本国内唯一のポンプ設備は必見です。
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04
見どころ満載!インペラ探検コース
お客さまからのリクエスト第1位、開放された調圧水槽最奥部にある巨大なインペラ(羽根車)を特別装備でご見学いただきます。第一立坑から調圧水槽、排水ポンプのインペラ(羽根車)へと水の流れが実感できる見所満載のコースです。
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