産官学連携

自治体、教育機関、民間企業の産官学連携を通じて、「住んでよし、訪れてよし」という持続可能な観光の視点を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。一例として、栃木県栃木市の事例をご紹介します。

産官学連携1
産官学連携2

4者で「持続可能な観光まちづくり」に関する協定を締結

栃木県栃木市さま、國學院大學さま、東武鉄道株式会社、東武トップツアーズ株式会社の4者で相互の強みや資源を活かした観光地域づくりを推進していくことを目的に「持続可能な観光まちづくり」に関する協定を締結しました。

協定締結の背景

【栃木県栃木市さま】アフターコロナにおける観光振興を考える上では、従来の日帰りを中心とした誘客に加え、持続可能な観光の視点を取り入れた街づくりが重要と考えていた。
【國學院大學さま】2022年に観光まちづくり学部が開設され、地域との連携を深めていた。
【東武グループ】東武鉄道沿線活性化による交流・関係人口の創出を図る取組を強化していた。

協定締結の目的

栃木市には約300棟の蔵が残存し、保存地区に指定されているエリアでは観光交流施設の整備も進んでいます。近年では若い世代の移住者も増えていて、蔵や古民家を活用した新規事業なども活発に行われています。本取組では地域住民の方とともに、街中の歴史的建造物を保全しながら、新たな付加価値を生み出す活動を推進しています。

調査研究の実施

「蔵の街における観光まちづくり」という調査テーマのもと、下記調査研究を行っています。

(1)現地調査、ヒアリング調査の実施
(2)観光まちづくりに関する現況把握
(3)他地域における事例調査の実施
(4)観光まちづくりのあり方の検討
(5)まち歩き構想の策定
(6)関係者による各種会議等の開催
(7)その他本研究の目的に則した事業

Project

取組事例

  • 01

    栃木市内の先進事例の視察

    栃木市内の先進事例の視察

    栃木市が所有している空き家・空き蔵の視察や、国が選定する「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている「栃木市嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区」で事業を行っている店舗・事業者へヒアリング調査を行い、あわせて現地視察も実施しました。

  • 02

    他地域の事例視察

    古い街並みを活用したまちづくりの先進事例として知られる東京「谷根千(やねせん)」エリアの視察を行い、建物の保存や活用に取り組む「NPO法人たいとう歴史都市研究会」や空き家をリノベーションして新たな仕掛けを打ち出している事業者から運営や資金スキームなどの話を伺いました。

  • 03

    学生によるフィールドワーク発表会

    國學院大學観光まちづくり学部の学生が授業の一環として、栃木市へフィールドワークを行い、学生ならではの目線で栃木市の観光振興や蔵の活用についてプレゼンを実施しました。栃木市、東武鉄道、当社の共同研究メンバーと意見交換も行い、今後の施策への活用を協議しました。

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