第2のふるさとづくり

観光庁では「何度も地域に通う旅、帰る旅」という新たな旅のスタイルの普及・定着を図る「第2のふるさとづくりプロジェクト」を推進しています。当社もこのプロジェクトに参画し様々な事業を展開しています。一例として、東武鉄道沿線自治体である埼玉県小川町にて行ったモデル実証事業をご紹介します。

埼玉県小川町の概要_第3の学びの場
埼玉県小川町・東武鉄道との連携協定
埼玉県小川町の概要
小川町は埼玉県中央部に位置し、面積の3割を森林が占めている自然豊かな地域です。歴史ある小川和紙や建具、酒造などの伝統産業で古くから栄えた町で「武蔵野小京都」とも呼ばれています。また、循環型の農業への取組が盛んな「有機農業の里」としても知られています。
"第3の学びの場"
「暮らすように楽しむ旅」という旅のスタイルを通じて、埼玉県小川町を単なる旅行先ではなく家や学校、職場とは別に存在する居心地の良い場所「第3の場」として捉え、来訪者に魅力を訴求しています。地域の人との交流や暮らしぶりの体験を通して、将来的な二拠点居住者、移住者の獲得に繋げようとしています。
埼玉県小川町・東武鉄道との連携協定
埼玉県小川町・東武鉄道・東武トップツアーズの三者で相互の強みや資源を生かした観光地域づくりを協力して推進することを目的に、「観光振興等を通じた連携協定」を締結しました。「交流人口及び関係人口の創出に関すること」や「歴史的建物資源や文化資源等の地域資源の有効活用に関すること」などについて連携して取り組んでいます。
Point

事業のポイント

  • 01
    新たな旅ナカコンテンツの開発
    新たな旅ナカコンテンツとして「里山」をフックに農業や林業の学習要素を含んだ体験プログラムをプランニング。小川町の自然や産業に加え地域の暮らしぶりを学べるコンテンツを開発しました。
  • 02
    モニターツアーの実施
    農業・林業のコンテンツを入れたモニターツアーを企画、各回が単発のテーマではなく、4回を通じて小川町の暮らしぶりや自然の循環を感じられる内容にするため、町や地域の旅行会社、木工会社に加え、地域外の連携事業者とも検討を重ねてツアーを実施しました。
  • 03
    「小川町満喫特別きっぷ」の販売
    小川町へ複数回来訪していただくにあたっての来訪障壁を軽減するとともに、町内での回遊・消費を促すため、「小川町満喫特別きっぷ」の販売を企画しました。池袋・和光市・朝霞台の各駅から小川町駅への鉄道往復乗車券と地域内の店舗で利用できる地域通貨(商品券)をセットにしたものです。需要や利用者層についても検証し、今後の改善策に反映しています。
Project

各種事業

  • 01

    小川町「有機野菜×地酒」を楽しむオーガニックツアー造成事業

    小川町「有機野菜×地酒」を楽しむオーガニックツアー造成事業

    小川町の有機野菜取扱店の情報を掲載した周遊マップ・ステッカーの制作や、収穫体験を含むモニターツアーのプランニング、有機野菜を自宅で調理するオンライン料理体験などを実施しました。
    ※令和3年度 観光庁「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」を活用

  • 02

    都市近郊における「第3の学びの場」モデル形成実証事業

    首都圏に住むファミリー層をターゲットに、小川町の魅力である有機農業や和紙などを取り入れた体験プログラムのプランニングや、小川町までの鉄道乗車券と二次交通をセットにした企画乗車券の販売を行うことで、複数回来訪者の獲得を図りました。
    ※令和4年度 観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業を活用

  • 03

    何度でも来訪したくなる"第3の学びの場"磨き上げ事業

    何度でも来訪したくなる 第3の学びの場 磨き上げ事業

    首都圏に住むファミリー層をターゲットに、小川町の農業と木育をテーマにした体験プログラムをプランニングしました。また、来訪障壁を低くするため、町内の飲食小売店で活用できる商品券をセットにした企画乗車券の販売も行いました。
    ※令和5年度 観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」継続した来訪促進のためのモデル実証事業を活用

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